まど・みちお100の世界

まど・みちおを知る

岐山小学校編
詩人 まど・みちおの原風景をたずねて

平成21年7月7日、七夕の日、周南市立岐山小学校の6年生約50名がまどさんゆかりの場所をめぐりました。
まど・みちおさんとは長く親交のある当館の有田順一副館長(当時)が講師となって子どもたちを案内しました。
今回の試みは、山口県ひとづくり財団が平成17年度から行っている「夢ちゃれんじ出版事業」の一環です。
この事業はふるさと山口に誇りを持ち、未来への夢を育んでいくために子どもたちが先人の足跡やチャレンジ精神を学ぶという内容です。

東川と石の橋
現在は残っていませんが、まどさんが幼い頃には、ここには、石の橋がかかっていたそうです。
まどさんはこんなところで遊んでいたのかなと想像をふくらませる子どもたちでした。
東川と石の橋
東川と石の橋
福田寺(ふくでんじ)に向かう途中、高台から眺めると
当時は、この辺りは田んぼばかりだったんだろうね。みんなでまどさんの見た景色を想像してみました。
ここでまどさんの詩も朗読。幼い頃のまどさんの気持ちに近づけたでしょうか。
福田寺に向かう途中、高台から眺めると
福田寺に向かう途中、高台から眺めると
福田寺(ふくでんじ)
福田寺は、まどさんが幼い頃、おじいさんと一緒にお墓参りをした場所です。
ここでも「お墓まゐり」という詩を朗読してもらいました。
福田寺
生家跡付近
当時の面影はありませんが、まどさんが生まれて小学3年生までを過ごした家がこの辺りだったということで、子どもたちは感慨深げでした。
生家跡付近
祐綏(ゆうすい)神社
まどさんが幼い頃は、現在の場所とは違っていましたが、祐綏神社もまどさんがよく遊んだ場所のひとつです。
祐綏神社
有田副館長(当時)は、まど・みちおさんが徳山に来られたときに唯一ゆかりの場所をまわった友人で、まどさんから直接聞いたエピソードなどを交えた話に子どもたちも真剣に耳を傾けていました。子どもたちからは「詩の朗読が楽しかった」という声も聞かれました。
まど・みちおを知る
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